ナス

ナス

高温多湿を好む野菜で、気温がまだ低い時期の植え付けは禁物。遅く植え付ける方が長期間連続の収穫が期待できます。
栽培はそれほど難しくはありませんが、水やりや整枝、継続的な追肥などの手間が多少かかります。しかしその分収穫の喜びの大きい作物といえるでしょう。
漬物や煮浸し、炒め物や天ぷらなど幅広く調理できる定番野菜です。

  •  難易度:中
  • 最適pH:6.0~7.0
  • 植え付け時期:5月上旬
  • 収穫時期:6月下旬~10月中旬
  • 連作障害:4~5年
ナス栽培カレンダー

土作り

ナスのきれいな紫の皮の色は、紫外線を浴びることで発色します。よってナスは日向を好むので、一日中日の当たる場所を選びます。
ただ連作障害を起こしやすいので、前作になす科(なす、トマト、じゃがいも、ピーマン、ししとうなど)の野菜を植えた畑は避けてください。
畑1㎡当たり堆肥4リットル、苦土石灰200cc、過リン酸石灰100cc、化学肥料350ccを入れて耕します。植え付け2週間前に終わらせておくと良いです。

畝作りとマルチング

畝(うね)と呼ばれる小山を作り水はけの良い環境を作ります。
ナスを植えつける間隔は、50cm~60cm程度。畝の高さは5~10cmでよいです。畝の幅は、根張りを良くするために70~80cmと広めに取ります。
保湿と雑草防止のために、マルチングする。

植え付け

本葉(大きな葉)が7,8枚ほどのびのびと成長していて、一番花がついた苗を選びます。花がたくさんついている苗は植え付けの時期を過ぎているので避けましょう。
マルチの苗を植える場所に穴を空け、少し浅めに穴を掘ります。苗をポットから根鉢を崩さないように取り出し、根鉢が地面よりやや高くなるよう穴に置く。周囲の土を埋め戻し、根元を押さえて落ち着かせます。
植え付け後はたっぷり水を与えましょう。

支柱立て

ナス
植え付け完了したら、根が張るまで仮支柱を立てます。
支柱と茎をヒモで軽く結びます支えてください。
大きく成長してきたら支柱を増やし、2本でクロスさせたり3本仕立てにして、枝を支柱に沿わせて支えるようにヒモで結びます。

追肥

ナス栽培ナスは気温の上昇とともにすくすく成長します。ナスの成長が早まると肥料の吸収も多くなり、元肥だけでは足りなくなります。
大収穫のために、手間でも追肥で不足した栄養を補いましょう。
植え付けから2週間後から追肥を開始します。
1ヶ月に1回、1株につき一握り程度の化成肥料を株の周りに施します。
マルチングの穴を広げるようにして、できるだけ株元から離してまきます。
肥料分を吸収するのは根です。株際に施しても肥料効果はありません。また肥料で株を傷めることもあるので、必ず株から少し離れた土面に施しましょう。そしたらしゃべるなどで少し耕して土寄せをする。

わき芽取り

わき芽を残すと栄養分が分散し、生育が悪くなります。一番花より下にでたわき芽は早めに摘み取りましょう。
摘心収穫前、枝に花が咲いたら、その枝の先端を花から葉を1枚残して摘み取ります。
摘心するとその枝はそれ以上先に伸びることはありませんが、その分花(実)に栄養を集中させることができます。また、摘心した部分が分かれて新たな枝になり実をつけることもあります。
枝数が増えてきたら、株の内側に伸びている葉や貧弱な枝、込み合う部分の葉は取り除き、風通しよくして管理します。

収穫

ポイントは実(ナス)が大きくならないうちに収穫する。実が大きく育ちすぎると、皮や種が硬くなって味が落ち、株も衰弱してしまいますので、ある程度大きく成長したら早めに収穫しましょう。
特に3番目の実までは小さめなうちに収穫する。開花後約2週間で収穫できます。
へたのトゲの部分に気をつけ、実の付け根をハサミで切りましょう。

ナスのレシピ

うちレシピ【ナスを使ったレシピ

病気・害虫

  • モザイク病
  • 青枯れ病
  • うどんこ病
  • 褐色腐敗病半身萎凋病(はんしんいちょうびょう)
  • ヨトウムシ
  • アザミウマ
  • ニジュウヤホシテントウ
  • アブラムシ
  • ハダニ
  • ホソヘリカメムシ

特にニジュウヤホシテントウとハダニに注意しましょう。
ニジュウヤホシテントウは見つけたら捕殺。
ハダニはときどき葉を裏まで洗うようにして予防します。葉が乾燥していると発生しやすいようです。発見したら手で洗うかティッシュなどでふき取り駆除します。
自然農薬などを使って駆除する方法もありますが、無農薬を目指しましょう。