土壌の酸性度を調整する(苦土石灰)

苦土石灰

 日本は、雨の影響などで、土が酸性よりになる傾向があります。しかし、家庭菜園で育てる野菜の多くは酸度が中性付近の土壌を好みますので、石灰などを入れ、カルシウムやマグネシウムを補ってあげる必要があります。

土作りインデックス

  1. 土作り
  2. 古土の利用法
  3. 土壌の酸性度を調整する(苦土石灰)【このページ】
  4. 畝の作り方
  5. マルチングで無農薬野菜を作ろう

酸度・PH(ペーハー)って何?

野菜の作り方などを調べていると必ず「酸性」「アルカリ性」などの言葉を目にします。小学生の頃勉強したあれですね。
理科が好きだった方なら何となくイメージ出来ると思いますが、「なんだっけ?」という方も多いと思いますので、ここで押さえておきましょう。

PHを辞書で引くと“水素イオン指数(すいそイオンしすう)または水素イオン濃度指数とは、物質の酸性、アルカリ性の度合いを示す物理量である。(wikipedia)”と書かれてありました。余計分からないないですね・・・(笑)
PHは、酸性度、アルカリ性度を測る尺度で、PH0~PH14までの数字で表されます。PH7は中性、それより数字が小さければ酸性寄りで大きければアルカリ性寄りになります。

野菜によって違う適正酸度

 野菜が酸性土壌よりアルカリ性土壌を好むのは、大ざっぱな一般論ですが、野菜によってもその適正酸度が異なります。家庭菜園ではそこまで意識しなくとも、中性付近の酸度に調整する事で多くの野菜を育てることは出来ますが、知識レベルでも覚えておいて損はありません。

  • PH4.5~5.5:ジャガイモ、スイカ
  • PH5.5~6.0:パセリ、トウモロコシ、インゲン豆、サツマイモ
  • PH5.5~6.5:キュウリ、なす、トマト、人参、エンドウ豆、キャベツ、白菜、ブロッコリー、セロリ、レタス、メロン
  • PH6.0~7.0:アスパラ、ゴボウ、タマネギ、唐辛子、ほうれん草

育てたい野菜に合わせ適正な酸度に調整をする場合は、『酸度計』を使う必要があります。酸度計の中には、水分量や照度を同時に測定出来るものもあり、安いものだと1800円程度で購入する事が出来ます。

苦土石灰を土に混ぜる

 野菜を育てるためには、酸性化した土壌を中和する必要がある事は理解して頂けましたでしょうか。
その為には、一般的に『石灰』と呼ばれるカルシウムを土に散布する事で、簡単に調整を行う事が出来ます。

 一般的には、『苦土石灰』を土壌へ散布し、酸性化した土壌をアルカリ性の方向へ中和させます。

苦土石灰は1平米当たり100g程度を散布し、よく土と混ぜあわせます。石灰にも消石灰や有機石灰などがありますが、家庭菜園で使いやすいのは苦土石灰だと思います。
土とよくまざったら、約2週間程度放置し、土と肥料、石灰が馴染むのを待ちます。その後植えつけ・種まきを行なって下さい。

石灰を蒔く時は、散布のしすぎに注意!!

土作りインデックス

  1. 土作り
  2. 古土の利用法
  3. 土壌の酸性度を調整する(苦土石灰)【このページ】
  4. 畝の作り方
  5. マルチングで無農薬野菜を作ろう