土壌改良(古土の利用)

土壌改良

 新しい培養土を購入し、野菜を育てるのが一番楽な方法で、手間もかかりません。しかし、家庭菜園を始めようと思っている皆さんなら、きっと「家計費の節約」「少しでも安全なものを」「美味しい野菜が食べたい」と考えている事と思います。
今、お庭にある土を利用すれば、かなり節約をする事ができます。私も家庭菜園を始めるまでは、土がこんなに高価なものだとは知りませんでした。しっかりと、土壌改良を行えば、味は抜群!美味しい野菜が作れます。

土作りインデックス

  1. 土作り
  2. 古土の利用法【このページ】
  3. 土壌の酸性度を調整する(苦土石灰)
  4. 畝の作り方
  5. マルチングで無農薬野菜を作ろう

庭の土を利用する

穴掘り
庭などの土地を畑にする場合、特に新築住宅の庭などは、家の建築で不要になった廃材やコンクリートブロックが土の中に埋まっています。
「こんな物、きちんと処分すべきでしょ」という大きな物までも土の中にありますので、さすがにこのままでは、野菜を育てる事は出来ません

 この庭の土を家庭菜園が可能な状態にする為に、手っ取り早い方法が、ある土を全て処分し、新しい土を業者から購入してしまう事です。
しかし、1畳分ほどでも最低1万円ほどかかり、面積が広ければさらに高くなりますので、我が家では庭の土をそのまま活用し、土壌改良を行う方法をとりました。
この方法はほとんど、費用をかけること無く、土作りをする事が出来ますが、その代わり極度の筋肉痛になってしまう代償が必要になります(笑)

土掘り

 我が家の場合、今回畑に利用する場所には、既に芝生を植えてありますので、芝生をはがしてからの作業になります。
この場所は朝から夕方頃まで日当たりが良く、周りに塀などが無いので風通しも問題ありません。野菜作りには最適な環境です。


まず、植えてある芝生を2畳ほどはがしていきます。その後、芝をはがした所の土を深さ50cm程度まで堀り、土を一度別の場所へ移動させます。
深さ50cmと文字で見るとあまりイメージ出来ないと思いますが、穴に入って大体ひざ上まで収まるくらいの深さです。土質と環境にもよりますが、さら地を50cm掘るのは、非常にしんどい作業です。石が多い場合は、スコップだと上手く掘れませんので、そういった土壌の場合には、3本鍬という道具を使うと比較的簡単に土を柔らかくする事ができます。

 掘り出した土は、一旦外へ出し1~2週間程度乾燥をさせた方が、その後の作業を楽に進める事ができますし、太陽にさらす事で殺菌効果も期待出来ます。我が家の場合は、穴掘り作業が3月の後半であった為、夏野菜を植えるまでに時間があまりない事から、土を乾燥させずに、戻す事を行いました。

石や根を取り除く

フルイを使って戻した後掘り出しておいた土を『フルイ』を使って、石や根っこを取り除きながら、元に戻していきます。
この作業は土を掘り出すより大変ですが、古い根が入っていると病気の元になりますし、石などは大根などの根野菜を上手に育てる事ができなくなる恐れがありますので、出来る限り丁寧に取り除いて下さい。

 この作業を丁寧に行なっておく事で、次のシーズンには畑を耕し、肥料を加えるだけで、すぐに野菜を育て始められます。
石が残っている場合は、耕しにくいので、後々の労力を軽減させる為にも根気強く頑張りましょう。
もし、この作業が無理そうな場合や、耕す面積が大きい場合は、業者から土を購入しましょう。トラックで土を運んで来てくれますので、費用はかかりますが、手間はほとんど掛からずに済みます。

有機肥料を混ぜ合わせる

 小石などの異物が取り除けたら、次は土壌改良を行います。

肥料-牛糞
庭の土を再利用する場合は、そのままだと野菜が生長する為の養分が足りませんので、堆肥をまぜて、土を有機質に改良してあげる事が大切です。
また養分の他にも良い土には、多くの微生物が住んでいます。微生物がいる事により、団粒構造が形成され、排水性、保水性、通気性が改善され、根が良くはり、根腐れなども少なくなり、気象障害にも強くなります

肥料の種類は、大きく分けて化成肥料と有機肥料と液肥の3種類に分ける事ができます。どちらが優れているという事はありませんが、育てる野菜や、内容に合わせて使い分ける事がポイントです。
肥料のパッケージを見てみると「窒素」「リン酸」「カリ」などの分量が「1:1:1」などと記載されている事を確認できます。
肥料の詳細については『効果的な肥料の与え方』のページをご覧下さい。

土作りは野菜作りと言われる程、大切な行程。
はじめに良い土を確保出来れば家庭菜園の8割は成功とも言えます。

土作りインデックス

  1. 土作り
  2. 古土の利用法【このページ】
  3. 土壌の酸性度を調整する(苦土石灰)
  4. 畝の作り方
  5. マルチングで無農薬野菜を作ろう